東京彫刻工業株式会社

先週の土曜日に、香港から帰国し、年末年始は家族と一緒に日本で過ごします。

香港を始めとするアジア諸国や米国も、日本のように年末年始の休みがありませんので、ちょっと気がひけますが、たまにはゆっくり休んでもいいでしょう・・・と、言いたいところですが、何せ町工場の社長業、年内は30日までちょこちょこと働いています・・・

弊社は、27日で仕事納めとなりました。

私からは恒例の来年に向けた経営方針を発表、O社員からは現在進行中の新規プロジェクトを発表、最後に小高莫大小の小高社長が制作してくれたDVDを鑑賞し、無礼講の忘年会へ。

来年の弊社テーマは、「起死回生」です。



2011年は今までの弊社の慣習や風習から「完全」に脱却し、新たな東京彫刻工業を作る意味合いが込められています。
全員参加型経営を目指し、新生東京彫刻工業を皆で作り上げます（何せ社長が不在ですから・・・）。

来年も益々行動していきます。
今年1年間ご苦労様でした！


▼▼大正8年創業の老舗刻印メーカー　3代目代表取締役花輪篤稔▼▼
刻印、刻印機という特殊な業界で世界を目指し、職人共々と日々全力疾走中！


▼刻印・刻印機のことなら東京彫刻工業株式会社！
http://www.tokyo-chokoku.co.jp



▼弊社新製品「MarkinBOX」のご紹介


▼いろいろな刻印方法を動画でわかりやすく紹介しています


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マイナス15度ですから寒いのは当然ですが、会社の中など室内では意外にも半袖だったり、シャツ1枚だったり、現地の人の対応力（？）というのか、肌感覚には、大変驚かされます。

一昨日、東部コネチカットから飛行機で約2時間、シカゴのオヘア空港まで飛んで、更に車で1時間半かけて、中西部ウィスコンシン州のミルウォーキーにやって来ました。

夜の到着なので外の景色は良く分かりませんが、広大な景色が広がっているのが分かります。

ミルウォーキーは、海みたいに巨大なミシガン湖に面している、ミニシカゴのような街で特にビールで有名な場所だそうです。流石にミシガン湖は車上から見る限り既に凍っていましたが・・・





さて、ミルウォーキーでは、アメリカの東京彫刻工業（弊社のことです）と思える刻印を生業としている同業会社とのミーティングでしたが、恐らく以前の弊社では、まず受入れて貰えなかったと思います。

私は以前から今回訪問した2社を知っていましたが、もちろん彼らは全く我々を知らなかったわけで、その時点で知名度の大きな差があります。

こうして、今回アメリカの同業2社とのミーティングが出来たのも、MarkinBOXという商品を持っていたからでこそ実現したわけで、昔ながらの技術だけでは、なかなか国を超えるということは難しかったでしょう。

それにしても、一昨日の夜に入って、今朝東京に帰るわけで、相変わらずハードなスケジュールであることは間違いありません。

今だからこそできるんでしょうね・・・

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日曜日から、再びアメリカに来ています。

前日に降った大雪で、経由したミネアポリスは、マイナス17度でした。

今回は、東部コネチカットと中部ミルウォーキーを廻り、金曜日に帰国します。

ところで、12日日曜日付けの朝日新聞朝刊に、弊社の取り組みが記事が掲載されました。

中国工場や海外展開などを中心した記事ですが、全国紙なので色々な方からご連絡を頂きました。

私は、飛行機の機内で記事を読ませて頂きましたが、早速隣座った中国系米国人に、見せてしまいました（もちろん初対面です・・・）。

また、深センテクノセンター進出企業の大先輩である久田香港有限公司さんの記事も掲載されています。

お時間のあるときに是非どうぞ！




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こちらも色々ありますよ・・・

昨日から、よく分かりませんが、人間関係がちょっとギクシャクしていまして、作業場が重い雰囲気に包まれていました。

何せ言葉がわからないので通訳さん頼みですから、本当のところは良く分かりません。

でもちょっとした些細な（と私が勝手に思っているだけですが・・・）わだかまりが残っていて、あの時は、あなたがこう言ったじゃない・・・いや、そのときはあなたこそこう言った・・・みたいなやり取りだと思うんです、それを引きずって一気にお互い爆発したんでしょうね。

皆で話す機会を設けました。でも結局平行線のまま、最終的には会社を辞めるだの、何だのとなりましたが、まあ逆に言葉が分からない分、雰囲気で察するしかありませんので、休憩して落ち着いてから会社に戻ってきなさい、そこで辞めるなり、残るなりしなさい、と指示を出したところ、2時間後戻って来たときには、まあギクシャクしながらも居残る・・・となったわけで、正直良かったのか、悪かったのかよくわかりませんが、私としてはいい勉強をさせてもらいました。

まあ、この手の話しは時間が解決すると思うので、あまり気にしていませんが、どこの国でも似たようなことはありますね、また一つ経験をしてしまいました！


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忙しいことは決して悪いことではないと思っていますが、ここ数ヶ月自分のリズムを掴めていないような気がしてなりません。

特に経営者は日々の仕事に追われている場合ではありませんから、もっと俯瞰的に物事を捉えないといけない筈なのに、なぜかミクロの仕事をしているような気がするのです。

確かに、本格的に香港に住を構えるようになり、中国工場のテコ入れを経営者自ら行うのですから、それはミクロな仕事になりがちです。早く中国人の部下に任せられるようなシステムを構築して、人材を教育して、といきたいところですが、文化が違う異国の現状に焦っているんだと思います。

海外向けの販売は、今のところ順調に来ていますが、何せ私一人での対応なので事務処理や出荷準備やらと夜な夜な香港の事務所で作業をしていることに疑問を持ち、これまた早く香港人でも雇い入れないといけないと焦っているんだと思います。

流石に日本はこれまでの培ってきた年数があるだけに営業・製造は社員さんに任せていますので、きちんと売上げ上がれば言うことなしです・・・。

また今後は少しずつ会計処理も任せるようにしたいと思っていますので益々日本から遠ざかっていきそうですが、それでも最近はイレギュラーなことが多く、名古屋営業所の開設に踏み切ったり、提出してから半年近く掛かって返って来た、ものづくり支援補助金の再修正をしたり（忘れてしまいます）と、帰れば帰るなりに色々あるわけです。

なんだか落ち着かないというのが本音なのですが、早く自分のリズムを取り戻したい、そんな想いです。でもこの経験が大事なんだということも分かっています。結局一つ一つ逃げずに経験した人が最後に強いんですよ。

先ほど、NHK（香港ではケーブルTVで見れます）のプロフェッショナルという番組を、テイクアウトしてきた吉野家の牛丼を食べながら見ていましたが、あるデザイナーの方が言っていました。

「頑張るとか一生懸命とか、そんなことは言わない・・・だってそれが当り前だから・・・」

なかなかカッコいいですね・・・しかしながら、これは結果を出せている人が言うからカッコいいんであって、結果を出せない人が偉そうに言っても画餅に過ぎません。

だから全員に平等に「今」があるんでしょうね。

ああだこうだ言う前に、やらねばならないことが沢山ある、ということです。
しかも頭で考えているだけでなく実践してようやく答えが見えてくる、それに尽きます。


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