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2009年03月24日(火)更新

革新的な開発とは・・・

ある新聞に掲載されていたのですが、半導体研究用の描画装置メーカーさんの

「製品開発」に関するお話です。その社長さんの経営理念でもある「製品開発の原

則」ということが書かれていまして、なかなか興味深いものがありました。

1、他の追従を許さない性能

2、性能が同等なら3割以上安いこと

3、まだ世に無い新製品

以上の3原則なのですが、特に私が興味をもったのは、2の性能が同等なら・・・

という考えです。開発するにあたって全てが新製品とは限りません。やはり後発かも

しれないけど、市場のニーズや競合の売れ筋製品を開発しなければならない、といこ

とはやはり起こります。

敢えてその製品開発を行う、ということがなんとも人間臭くて好感を覚え、

しかも開発した以上、売れる製品にしないといけないわけで、ではどうやって差別化

を図るのかということですが、それは当然価格なのです、ということだと理解します。

しかも3割以上下げるわけですから、並大抵の努力では駄目だということです。

後発なんだからそれなりの覚悟をしろよ、徹底してコストを意識したモノづくりをしろ

よ、ということです。

やはり革新的な開発ということは、世界初とか世に無い、という大々的なPRだけでは

なく原価コストを徹底的に下げた企業努力による従来製品型もあるわけです。

その結果、お客様にも喜ばれるし、且つ、自社の数字だけでない技術利益にも当然

繋がります。

今の時期、自社製品を見つめるとても良い機会ですから、できるところから

革新的な開発を進めましょう!

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▼▼大正8年創業の老舗刻印メーカー 3代目代表取締役花輪篤稔▼▼
刻印、刻印機という特殊な業界で世界を目指し、職人共々と日々全力疾走中!

2009年03月23日(月)更新

エコノミーを追求したら・・・

だいぶ前ですが、当社の社内プロジェクトを紹介させて頂いたことがあります。

その一つにトッピングプロジェクトというのがありまして、社員さん数名で構成されて

いる、いわば新製品開発みたいなことをやっています。

なかなか新製品開発というと、いきなりハードルが高そうに聞こえますが、現行品を

もう少しお客様視線で考えようというものでして、主に改良をテーマに今期は進めて

おりました。

そのトッピングプロジェクトで完成した商品が、下記です。

刻印 刻印機 STAMP EX

差替式の手打刻印 【STAMP-EX】 です。

これまで、手打刻印というと、ハンマーで金属に叩いて文字を打刻する、

いわゆる刻印の普遍的王道を走っていたわけですが、どうも長い間変わらない

そのスタイルに疑問を投げかけたのが【STAMP-EX】のきっかけとなりました。

差替式ですので、潰れたからといって1本丸ごと交換しなくてもいいわけですし、

またホルダー1つに、文字を数種類持てば、経費削減になるわけです。

ダブルECOなんです。

命名は、社内公募で製造の若手リーダーMさんのネーミングで決まり、キャッチコピ

ーも、同じく社内公募で営業のSさん、M部長、それぞれ採用となったわけです。

「エコノミーを追求したらエコロジーになりました!」

今の時代にあったなかなかいいアイデアですよね。

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2009年03月18日(水)更新

「見える化」と「見られる化」

現在、社内で推進していることの一つに「見える化」と「見られる化」を実施していま

す。ご存知の通り、「見える化」は、生産進捗や5Sなど、日常業務の透明性を高くす

るもので、多くの企業さんが既に実践されていることと思います。

当社も、バーコードを使った生産進捗ソフトを導入したり、データ管理を一元化した

り、そこそこ「見える化」が浸透していると思っております。

そして、今回新たに加えられたのが「見られる化」です。

当社は、職人仕事が殆どであり、その仕事風景をOPENにしよう、というアイデアが

随分前から社内で言われていました。その第一人者が製造部のO部長であります

が、経費削減策で機械の引越しを大々的に行ったのをきっかけに、いつもの「ショー

ルーム工場」を更に具体化させてみたわけです。

つまり、職人さんの「見られる化」です。

1Fに、大きな窓がありますので、外から散歩途中、中を覗けるように機械を配置しま

した。彫刻職人見習い中のN君やベテランOさん、そしてタガネ職人のNさんは、毎

日「見られる」わけです。

地域には、モノづくり風景を発信することが出来ますし、内部では、見られることでプ

ライドを持って仕事に望む、その相乗効果を期待しているわけです。

まだまだ「ショールーム工場」は始まったばかりですが、これから段階的に進めて行

き、楽しみながら仕事ができる環境を作っていきたいと思っています。
刻印 刻印機 ショールーム工場1

刻印 刻印機 ショールーム工場2

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2009年03月16日(月)更新

今やるべきことへの想い

ブログの更新が少々空いてしまいました。

当社もご他聞に漏れず景気の影響を受けており、一時の生産の忙しさはありませ

ん。然しながら、日常の業務量よりも考えることが多くなり、これまで中々手をつけ

られなかったことや改善、改良などを行っているうちに今までと変わらず慌しく日々

過ごしています。これは当然ながら将来を見据えての行動ですし、改善です。

これは私だけではなく、社員さん全員に今を乗り切るために、ということで伝えていま

す。朝礼ごとに繰返し御話しをさせて頂いておりますので、当然伝わっているはずで

す。いや、伝わっていると思います・・・

時々悩みます。本当にこちらの想いが伝わっているのだろうか?きちんと理解されて

いるのであろうか?

今やらなければ、いつやるの?

今その習慣を身につけておかなければ、いつ身につけられるの?

ということです。もしかすると、今が一番貴重な時間なのかもしれないわけです。

ここでサボっては、生き残れない!それぐらいの覚悟で私は舵取りをしています。

だから毎朝礼毎に、繰返し話すわけです。

誰かがやる、そんな気持ちは絶対に捨てないと、折角のこの時期を台無しにするわ

けです。これは生き残りをかけた会社のためでもあり、そして何と行っても自身の

ためなわけです。自分で会社を作っていくという一人一人の想いが、相乗効果となっ

て良い循環をすると思っています。

さあ、皆さんやるのは今しかありません。

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2009年03月10日(火)更新

ショールーム工場

当社入口に、2つの掲示板があります。

1つは、前回にも御話しした、1日1改善運動掲示板、

そしてもう一つは当社社員さん紹介ボードです。

その中で、今月のMIP大賞(Most Improvement Person)ということで、1ヶ月間

最も適した改善を行った社員さんがトップに掲示されます。先月は熱処理担当のOさ

んでした。

そして一人一人の写真には皆さんが考えた一言が貼り付けられ、それぞれの思いを

感じることが出来ます。

きっかけは、当社にお越し頂いた御取引様が、入口で待っている間に楽しめるもの

が何かあれば、ということからでした。それがこんな形になったわけです。

お客様も、どんな人が製品を作っているのだろうと、知りたいでしょうし、当社の社員

さんも自分の製品にプライドを持って仕事をして頂く為に、自己PRするのもまた良し

ということです。見える化にもなりますし、ショールーム工場を目指す当社にとっては

いいアイデアと思います。なかなか素敵ですよ。

皆さんお立ち寄りの際は、じっくりと眺めて下さいね。

刻印 刻印機 PR写真

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