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2009年03月30日(月)更新
香港からのお客様
以前、本ブログでも紹介させて頂きました香港在中の大先輩I社長さんが、本日
当社にお越しになりました。
今回は、現地社員さん4名を引き連れて日本に来られたのですが、午前は当社に、
午後は同じ墨田の金属加工森川製作所さんを見学されました。
それにしてもいつ御目に懸かっても元気で、御年68歳には見えない躍動感と前向
き志向で、勉強させられること大です。
墨田には金属加工の実地見学を目的とした来訪であったのですが、
今後は中国でも「短納期」且つ「多品種小ロット生産に入らなければ残れない」とのこ
と、私たちのような町工場レベルでの生産方法も視野に入れて更なるグローバル化
を目指すという御考えです。すごいですね。
今後中国との付き合い方は、当然ながらライバルでは無く、共存を考えなければい
けません。これまで中国の生産方式は大量生産が主でしたから、当然ながら価格面
では負けてしまいます。それは数の勝負ですから、逆に多品種少量であれば、わざ
わざ中国に発注することも無いと考えられていたわけです。
しかしながら少しずつ状況は変わり始めているかもしれません。
中国でも多品種少量で生産していこう、小回りを効かせていこう、という動きがあるわ
けです。実際に発注側がそのルートを知らない、若しくは試していないだけで、現実
には可能になりつつあるわけです。
日本のモノづくり、特に私たちのような町工場では常にその先を見据えていなければ
いけないわけで、これは私たちの課せられた宿命ですね。
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▼▼大正8年創業の老舗刻印メーカー 3代目代表取締役花輪篤稔▼▼
刻印、刻印機という特殊な業界で世界を目指し、職人共々と日々全力疾走中!
2009年03月25日(水)更新
ひたち市の関チルドレン
本日は、茨城県日立市の若手経営者塾 「ひたち立志塾第2期閉講式」 に参加さ
せて頂きました。日立地区産業支援センターのKさんに御計らい頂き、昨年に続き、
2年続けての参加となりまして、冒頭我ら関先生の御講和1時間、そして2期生7名の
プレゼンテーション3.5時間、総時間4時間半に渡る熱い御話しをたっぷりと拝聴
させて頂きました。
今年の主テーマは、「リーダーシップとコミュニケーション」ということで1年間のカリ
キュラムを本日終了されたわけですが、皆さんレベルが高いです。
それぞれの目的を明確とし、自社をどのような方向に持っていきたいのか、業種は
夫々異なりますが、はっきり、くっきり先が見えているわけです。
皆さん何かしらの動機があって立志塾に入られたわけですが、その目的以上の成果
を上げられたのではないでしょうか。
コメンテーターとして私もお呼ばれしたのですが・・・逆に勉強させて頂きました。
有難うございました!
またOB、OGの方の率直の質問や意見も場を盛上げ、なかなか立志塾は2期と言え
どもかなり完成度の高い集団だと思います。
そういう雰囲気作りを、行政の方を始め、全員で作り上げているのだと理解できま
す。それにしても、全国に散らばる関チルドレンたちは、今後の日本を支える夫々
地域の中心メンバーになるのではと、実感せずには要られません・・・
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2009年03月07日(土)更新
深センから
香港では会社設立業務や銀行口座開設を行い、深センではテクノセンターさんとの
打合せや、テナント企業さんとの打合せなどをここ数日間行っています。
その間に一橋大学大学院教授、関先生の調査団にも2日間ほど合流させて頂きま
した。今回も大先輩I社長を始め、プレス加工のH社長、島根県立大学の松永先
生、一橋大学の山藤さんを始めとした調査団の皆さん、大変お世話になりました。
話を聞いていると、確かにどの企業さんも減産や帰休などで大変です。中国の日系
企業さんも決していい状態ではなさそうです。でも中には2月頃から戻ってきたという
話も聞きました。また、中国の政策などの影響から、将来外資系企業の中国での生
産方法も大きく変えないといけないかもしれない、など決して今後も平坦な道ではな
さそうです。でもどの方々も明るく、私自身皆さんからEnergyを頂きました。
本当に今が変革の時期です。
この流れに乗るかどうか、自分のぶれない信念を持ちながら、流されずに進み続け
ることが重要です。さあ、歩き続けましょう!
【左から一橋大学関先生、同、山藤さん、島根大学松永先生、共栄精工山中さん】
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2009年01月27日(火)更新
株式会社エーワン精密 梅原取締役の講演
持ち歩きノートをパラパラとめくっていたら、株式会社エーワン精密梅原取締役(元社長)の講演時のメモが残っていました。
昨年暮れ、ひたちなか市主催のひたちテクノフェアが東京太田区で開催され、その基調講演でご講演されたときのものです。
エーワン精密さんと言えば、今や経常40%以上を創業から続けている、押しも押されもせぬ最強中小企業です。
実は当社の刻印機も、エーワン精密さんのコレットを一部使用しているものがありますが、コレット業界では有名です。
その講演で、自社(自分)のこれまでの良いと思われるポイントを幾つか挙げておられました。
【何せ自分は行動力が有りすぎる】、ということから
⇒ とにかく直ぐ行動を起こすこと
⇒ やれることから先にやり、一番難しいことは後でよい
⇒ 事業が儲かる前に、次のことをやる
⇒ 新しい挑戦をする前に、経験があるとか技術があるとかそんなことは問題ではない、やるかやらないかの志が成功の鍵である
ということをお話されていました。
久米繊維工業の久米社長の出版された本も「すぐやる技術」ですし、私たちの師である一橋大学の関教授も、「迷ったら一歩前に出る」ですし、きっとそういうことなんですね、成功というものは。
ということで、改めて自分への戒めになったわけですが、
とにかく行動!迷ったら行動!何が何でも行動!まさにこれですね。
偶然なんてありえない、全ては必然と思えば、いつかは答えに辿り着くものなんですよ!
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2009年01月26日(月)更新
旧正月
本日も、香港のI社長からなんだか心温まるメールが届きました。
中国は現在旧正月、そしてまさに今日は、正月元旦(農暦年初一)です。
そして日本同様、中国でもお年玉をあげる習慣になっているそうで、そのお年玉(紅包)を貰うべく皆さんあらゆるところで待ち構えているのだそうです。
まず始めに、I社長の住んでいるマンションの管理人や掃除のおばさんがその紅包を貰うべく、朝から待っているそうです。
そして、工場ビルの管理人さんも、紅包を当然受け取れるものとして待ち構えているそうで、旧正月のお休みにもかかわらず会社に渡しに行くそうです。
更に、日頃行き付けのレストランのウエイターさんやウエイトレスさんがまたまた、紅包を待っているそうなので、今週中は彼方此方のレストランに行くことになるそうです。
極めつけは、日頃I社長と滅多に顔を合わせない、工場のごみ集めの担当者も早朝から深夜までごみ置き場で待ち構えているそうです。
その為、この時期は常に、紅包を持ち歩き外出しないと行けないようです。
顔が広いと中々厄介ですが、想像するとなんだか愛苦しいと思いませんか?
皆さん、年齢問わず、お年玉を待ち構えているというのが実にいいですね。
今から十数年前、私はカイロに滞在しておりました。
イスラム社会も、バクシーシと呼ばれる施しがあります。これは冨ある者から貧しい者へ施しをしなさいというものです。
然しながら、私は、当時20代前半の若造でしたので、そのシステムを実践できずにいました。
それはお金が有るとか無いとかということではなく、自分は日本人であるから関係ない、と言わんばかりな傍観者的発想であったのを恥かしながら覚えています。
やはり、海外で暮らすということは、その国に住ませてもらっている、そして何かしらの仕事を貰っているという謙虚さがまずありきのように思えます。
そして、どんなに小さくてもいいから何かしらその現地の為になることを出来れば、尚良しではないでしょうか。
当時の私はその気持ちが欠けていたと思います。
今日のI社長のメールで、十数年前の自分にタイムスリップしたように思えました。
そういう意味では、偶に思い出すのも悪くないですね。
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