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2010年06月01日(火)更新

江戸東京博物館にて

先日、江戸東京博物館に行ってきました。

実は江戸博(下町界隈ではこう呼ばれています)は、弊社の本社目の前にあるところでして、前々から気になっていた坂本龍馬展に行ってきたのです。

6月6日までなので、日本に居るタイミングを見計らって先日行ってきたのですが、やはり大変人気、館内も若い人からシニアの方まで人だらけ。その人の多さには閉口しましたが、なんとか展示物を遠くからでも眺めてきました。

そんな中、私が目を惹いたものは、一つの日本刀でした。

恐らく、龍馬が使っていたであろう、その刀は、今でも指を触れただけでも切れそうな、凄味を十分に醸し出していました。

私がその刀に興味を持ったのは、刀に刻まれていた文字「吉行」。

職業柄でしょうか、200年程度?も前に刻印された(厳密にはタガネ処理)文字が堂々とその風格を支えているように思えたのです。

もちろん、刻印(タガネ)は、その製品が何者であるか、というトレーサビリティという意味では重要ですが、やはりこのような代物となると、刻印そのものが第1級品になるわけで、そんな刀を目の当たりにすると、真の目指すところはここにあるのではないかと、思うほどです。

まあ、そうなると人間国宝でもなければ、到達できない領域ですが、どうやって我々がそういうものを創造していけるかは、考えても面白いかなとは思います。

それにしても、1800年代半ば、当時にして藩を捨て、世界を見た男たちとは全く以って比べ物になりませんが、畏れながら言わせて頂くと「墨田から世界へ」をキーワードにしている弊社とちょっと重ねて見てしまうのは、私だけ・・・そうですね、どう考えても私だけです。

▼▼大正8年創業の老舗刻印メーカー 3代目代表取締役花輪篤稔▼▼
刻印、刻印機という特殊な業界で世界を目指し、職人共々と日々全力疾走中!


刻印・刻印機のことなら東京彫刻工業株式会社!
http://www.tokyo-chokoku.co.jp
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2010年05月27日(木)更新

立て続けの来客

ここ立て続けに、来客がありました。

お一人は、朝日新聞の経済記者Nさん。一昨日の朝礼に参加して頂きました。

東京大学応援団部出身、近隣に響き渡るエールを最後にして頂きました。

そしてNさんがこんなことをお話ししてくれました。

「これまで大手の社長さんたちの取材を続けてきて、中小企業なんか目もくれなかった。しかしここ2年ほど、町工場を廻っていて、いかに日本のモノづくりは町工場で支えられているのかを改めて実感している。皆さん誇りをもって頑張って欲しい・・・」ということです。

Nさんの思いは、決して体裁を見繕っているわけではなく、本心だと思います。

日々、日本全国の中小企業の現場を渡り歩き、私たち中小企業にエールを送っ
てくれています。

こういう方がいらっしゃるだけでも、私たち町工場にとっては大きな支えだと思います。

最近思うのは、今が一番中小企業にとって面白い時代だと思っています。
なぜなら、定説が崩壊している以上、有利なのは、時代の流れに小回りに動ける中小企業だと思うのです。

あとは行動できるかどうかだからです。

そして昨日、高校、大学からの親友のK。

彼は、現在家業を継いで、フィリピンのマニラに住んでいます。産まれも育ちもマニラなので、帰国子女として高校から日本に移ってきました。

フィリピンで水産加工業を営んでいますが、最近精力的にアジア圏で商売を進めています。マニラで日本食などを扱う高級食品スーパーを始めたり、シンガポールのショッピングモールで低価格な鉄板焼店をオープンさせたりと、なかなか頑張っています。

ここ最近は1年に1度、帰国してくる程度ですが、帰国した際は、仲間同士で集まります。

彼もこんな話をしてくれました。

「日本人の気遣いは、他国の人には真似出来ない。これは日本人として産まれた時から、家庭や教育現場で自然と身につけている。この気遣いや思いやりが、日本の財産で、日本のモノづくりは決して廃れることはない。なぜなら、モノづくりの原点は、気遣いがなければできないからだ。」

なるほど、外から客観的に日本や日本人を見れる人は、見る目線が違うなと痛感しました。

以前、私が本ブログでも書いた、これからの日本に必要なものは、和風的感覚を持ったサービスと同じようなことを言ったわけです。

なかなか面白い時代に入ってきましたね。
あとは行動できるかどうか、そう、やる人は、結局やるのです。

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2010年05月18日(火)更新

中国工場もそろそろ半年が過ぎようとしています

香港、深センはもう夏、湿度は真夏に比べればまだまだですが、既に30度は超えています。

弊社中国工場も、少ない人数ながら何とか無事に廻っています。

といっても最近、アジア各国を周っているせいか、深センの滞在が2~3日となってしまうのが少々物足りなさを感じています。

生産現場は今どうなっているのか、ワーカーさんたちは上手くやっているだろうか、テクノセンターの他の企業さんの状況はどうだろうか、やはり現場で感じ取る雰囲気を大事にしたいと思うので、その手の「感じ取り」が後手に回っているのが否めません。

中小企業の社長は、本当に何でもしなければなりません。特にその手の「嗅覚」は他人任せででは駄目だと思っています。

だから忙しい筈ですよね。

あとは色々な角度から考え、分析し(大してテクニカルなことはできませんが・・・)、自分で決断する、この繰り返しだと思います。

弊社にとって中国工場が、今後重要な位置になることは間違いないと思います。その為にも、今から準備し、間違いのない方向に持っていかなければなりません。

そろそろ半年が過ぎようとしています。準備期間を脱しないといけない時に差し掛かりました。

そろそろ次なるステージへの決断のときです。

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2010年05月14日(金)更新

久しぶりの韓国

先週の日曜日から、2泊3日で韓国に行って来ました。

弊社新製品、MarkinBOXのデモに行って来たのですが、韓国も一昔前のイメージと大分違っていて、今やサムソン、現代を始め、勢いのある国ですから、何となく雰囲気が違いますね。

未だに現代やKIAなどの国産車は多いですが、LEXUSやプリウスなども意外と多く、日本車の比率が増えてきているのを感じましたし、訪れた企業は、50名位の欧米製品代理業でしたが、営業マンやサービスマンまで片言ではありますが英語を話します。

グローバリゼーションは、日本よりも進んでいるように思えます。そういえば、香港でもいまや韓国製品は強いですね。

それでも、3Sという意味では、まだ日本の方が上かもしれません。その訪問した企業の現場は、お世辞にも整理整頓清掃が決して行き届いているとは言えませんでした。

やはり日本のこれからの輸出品は「和風的なサービス」です。その基幹は3S、5Sですし、なによりも「おもてなし」の国ですから、これからも日本の特技を忘れてはいけません。

でも、本当にうかうかしていると、日本は忘れ去られてしまうのではないか、と思うぐらい最近のアジア諸国の勢いは凄いですね・・・。

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2010年05月05日(水)更新

「継続は効果あり」

弊社は、5月1日が期首となります。

創業は1919年ですが、法人化は1957年なので、5月1日で54期目となります。

毎年ゴールデンウィーク前に、今年度の目標や方針を社内プレゼンするのですが、今年度のテーマは・・・「定説は崩れた」です。

このテーマの内容はさておき、昨年度前半は弊社も非常に悪かった、そして昨年度の数字を基に、過去との比較を行っていくと、見えてくるものがありました。

やはり、日頃の原価管理は大変重要で、日々の収支や製品別の収支などエクセル程度ではありますが、データとして集積していくと意味のあるものになっていきます。

継続は力なり・・・改めて痛感します。

細かい作業にも関わらず、日々入力してもらっている業務課の皆さん、有難うございます。

さて5月から始まる、弊社の導入制度を一つご紹介します。

4月から、「No残業デー」を導入し、毎週水曜日と金曜日は、定時で帰ることを定めました。

これは、「効率」ということを大テーマに、日頃ダラダラと仕事をしてしまっていないか?あまりデッドラインを考えずに仕事していないか?その負の連鎖を断ち切るための、No残業です。いずれは、毎日へと移行させたいと思っていますが、とりあえず週二日と決めました。

そして、新年度からは、「ガンバルタイム」を弊社でも導入します。トリンプインターナショナルの吉越前社長の事例は有名ですが、10:00~12:00までの2時間、「集中力」を意識して効率を図ります。

・無駄話なし 
・電話なし 
・立ち歩かない 
・もちろん禁煙 
・外出なし 
・会議なし

デスクもしく作業場で集中して自分の仕事をすることを目指します。
これも上手くいけば、毎日へと移行したいとは思いますが、とりあえずやってみることですね。

とは言え、お客様商売ですからなかなか思い通りにはいかないと思いますが、徐々に浸透していくことを目標に、一歩づつ進んでいきたいと思っています。

何せ、「継続は効果あり」ですから。


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