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2009年09月20日(日)更新

築城3年落城3日

昨日は土曜日でしたが、社員11名が出勤し緊急ミーティングを午後一杯かけ

て行いました。16時頃には、中国から帰国した製造部長も、成田から直行で

駆けつけました。

お恥ずかしい御話しですが、前日に不良を出し、その恒久的な対策を関係者及

び社内の有志で集まって答えを導き出すよう指示した為です。

今回の不良には直接関係のない有志二人も参加してくれたことは正直嬉しかっ

たです。

「すいませんでした」「もう二度と不良を出しません」・・・

その言葉は聞き過ぎました。精神論ではなく、なぜこうなったのか、どうすれ

ば防げるのか、その改善は持続的に可能であるのか、問題となる核を見つけ改

善しなければ決して不良は無くなりません。そのために当社も含めてですが、

ISOを導入したり、業務の簡素化を図ったりしているわけですが、正直、どこ

まで現場レベルまで浸透しているのか見えないわけで、結果このような事態に

なってしまうわけです。やはりシステマティックなやり方は現場で作り込んで

行かなければ意味はないのだ、ということです。つまり、自ら考え、実行して

いかなければ、いくら上司が吠えたところで変わらないわけです。

当社の場合、残念ながら不良を出した結果、このような場を設けることになっ

てしまいました。お客様に、原因と対策をきちんと文書で説明し理解を頂いた

上で、実作業内で恒久的な改善になっているのか見極めていかないといけませ

ん。マイナスからプラスに変えるということは、謝るということだけではない

のです。同じ不良を二度と出さない対策をきちんと説明し、実行し、認めても

らうしかありません。「築城3年落城3日」 再度肝に銘じましょう。

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