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2009年01月30日(金)更新
カーエレ展示会の続き
先日お話した、国際カーエレクトロニクス技術展の続きです。
当社営業部のM部長が展示会場で、刻印機のデモンストレーションを行っていると、傍から何やら熱い視線を感じたそうです。
そこで、すかさずM部長、「これはドットマーキングマシンと言いまして、ピンで打刻する・・・」いつもの通り、刻印機の説明を始めました。
「へ~すごいですね」、お客さんは何やら関心を持った様子。
「どうぞ、実際に打刻してみてください」
「いいんですか、じゃあ試しに・・・お、すごいですね」
ここまで来ると営業マンは本領発揮、お客様の御要望をヒアリングしながら、という具合に話を進めていこうと思いきや、
「あの~明日取材に来てもいいですか?」
「え、取材ですか?」
「NHKです」
「え~」当然M部長も驚きながら、快諾いたしました。
会社に戻ると、早速報連相。
NHKの取材となれば、M部長もやる気満々、「明日はもう少しスリムに見えるスーツでバシッと行くで~!」(大阪出身ですから)
「NHKのロゴマークなんか、その場で打刻したらどうですか?」社内からもアイデアが飛び交います。
みなさんなかなか、やります。
そして当日、スリムに見えるスーツを着込み、いざ出陣。
テレビカメラを向けられて緊張しないように、喋ることも事前に仕込んでおきました。
テレビクルーも登場し、当社のブースはちょとした人だかり。
ハイ、本番!
MCを務めるタレントさんが登場しました。え、MCのタレントさん?
あれ、タレントさんがカメラに向かって「簡単に刻印できてしまうんです・・・ほらこのプレートを見て下さい」みたいことを一人で喋っている。
その言葉に合わせて、カメラは当社の製品を撮影しています。
あれ、いつ喋ればいいの?だんだん雲行きが怪しくなってきた・・・と思いきや。
ハイカット!有難うございました!
M部長、無念でした・・・
しかも、よくよく聞くと、NHKワールドTVという番組で、日本の製品を世界に伝える国際放送だとか。国内放送は、地デジでしか放送されていませんだとか。
そういうことですか・・・
まあどうであれ、私たちの製品が認められたのですから良しとしましょう。
皆さん、展示会御疲れ様でした!
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▼▼大正8年創業の老舗刻印メーカー 3代目代表取締役花輪篤稔▼▼
刻印、刻印機という特殊な業界で世界を目指し、職人共々と日々全力疾走中!
2009年01月29日(木)更新
教育システム
ISO9001の影響だけではありませんが、社内の教育システム構築はなかなか大変です。
当社も御他聞に漏れず、技術の継承や、各部門の教育システムに頭を抱えている1社であります。
「職人技術」と「標準化」、相反することだと誰もが百も承知なのですが、やはり標準化できるところはしていかないと、いつまで経っても更なるコストを削減したり納期の短縮に貢献できないのです。
このシステム構築の骨組み案提出は、私の仕事と決まりました・・・が、中々進まないのが現状です。
作業をマニュアル化する、ビデオカメラにて記録に残していく、多能工制度を積極的に活用し皆が技術を共有する、若手を積極的に実践させる、既に色々現場では行っています。
でもそれだけで、技術の継承が出来ると思っておりません。
更に何かしらのエッセンスを加えないといけないと思うのです。
私の役目は、その自社にあったエッセンスを考えることです。
う~ん、そろそろ答えを出さないといけません・・・
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2009年01月28日(水)更新
今年1回目 展示会
なかなか自動車産業は厳しい景況が続いておりますが、今後益々自動車はエレクトロニクス技術が重要となってくることは間違いありません。
厳しい状況ではありますが、将来を見据えて、私たちも2次元バーコード刻印機を中心に出展致しました。
2次元バーコードは、狭小のスペースにより多くの情報を取り入れることができます。
また、私たちの追求している「消えてはいけない情報」を直接、製品や部品に打刻することが出来る為、トレーサビリティに大いに役立つものであります。
同じ2次元バーコードであるQRコードは一般に大いに広まっていますので、想像し易いと思います。
ここで一気に不況脱出!とはいきませんが、地道にPR活動を進めていくしかありませんので、出来る範囲で活動していかなければいけませんね。
時間のある方は是非、東京ビッグサイト、東ホールブース#18-5まで、是非ともお越し下さい。
お待ち申し上げています!
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2009年01月27日(火)更新
株式会社エーワン精密 梅原取締役の講演
持ち歩きノートをパラパラとめくっていたら、株式会社エーワン精密梅原取締役(元社長)の講演時のメモが残っていました。
昨年暮れ、ひたちなか市主催のひたちテクノフェアが東京太田区で開催され、その基調講演でご講演されたときのものです。
エーワン精密さんと言えば、今や経常40%以上を創業から続けている、押しも押されもせぬ最強中小企業です。
実は当社の刻印機も、エーワン精密さんのコレットを一部使用しているものがありますが、コレット業界では有名です。
その講演で、自社(自分)のこれまでの良いと思われるポイントを幾つか挙げておられました。
【何せ自分は行動力が有りすぎる】、ということから
⇒ とにかく直ぐ行動を起こすこと
⇒ やれることから先にやり、一番難しいことは後でよい
⇒ 事業が儲かる前に、次のことをやる
⇒ 新しい挑戦をする前に、経験があるとか技術があるとかそんなことは問題ではない、やるかやらないかの志が成功の鍵である
ということをお話されていました。
久米繊維工業の久米社長の出版された本も「すぐやる技術」ですし、私たちの師である一橋大学の関教授も、「迷ったら一歩前に出る」ですし、きっとそういうことなんですね、成功というものは。
ということで、改めて自分への戒めになったわけですが、
とにかく行動!迷ったら行動!何が何でも行動!まさにこれですね。
偶然なんてありえない、全ては必然と思えば、いつかは答えに辿り着くものなんですよ!
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2009年01月26日(月)更新
旧正月
本日も、香港のI社長からなんだか心温まるメールが届きました。
中国は現在旧正月、そしてまさに今日は、正月元旦(農暦年初一)です。
そして日本同様、中国でもお年玉をあげる習慣になっているそうで、そのお年玉(紅包)を貰うべく皆さんあらゆるところで待ち構えているのだそうです。
まず始めに、I社長の住んでいるマンションの管理人や掃除のおばさんがその紅包を貰うべく、朝から待っているそうです。
そして、工場ビルの管理人さんも、紅包を当然受け取れるものとして待ち構えているそうで、旧正月のお休みにもかかわらず会社に渡しに行くそうです。
更に、日頃行き付けのレストランのウエイターさんやウエイトレスさんがまたまた、紅包を待っているそうなので、今週中は彼方此方のレストランに行くことになるそうです。
極めつけは、日頃I社長と滅多に顔を合わせない、工場のごみ集めの担当者も早朝から深夜までごみ置き場で待ち構えているそうです。
その為、この時期は常に、紅包を持ち歩き外出しないと行けないようです。
顔が広いと中々厄介ですが、想像するとなんだか愛苦しいと思いませんか?
皆さん、年齢問わず、お年玉を待ち構えているというのが実にいいですね。
今から十数年前、私はカイロに滞在しておりました。
イスラム社会も、バクシーシと呼ばれる施しがあります。これは冨ある者から貧しい者へ施しをしなさいというものです。
然しながら、私は、当時20代前半の若造でしたので、そのシステムを実践できずにいました。
それはお金が有るとか無いとかということではなく、自分は日本人であるから関係ない、と言わんばかりな傍観者的発想であったのを恥かしながら覚えています。
やはり、海外で暮らすということは、その国に住ませてもらっている、そして何かしらの仕事を貰っているという謙虚さがまずありきのように思えます。
そして、どんなに小さくてもいいから何かしらその現地の為になることを出来れば、尚良しではないでしょうか。
当時の私はその気持ちが欠けていたと思います。
今日のI社長のメールで、十数年前の自分にタイムスリップしたように思えました。
そういう意味では、偶に思い出すのも悪くないですね。
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